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今回のお題は「学園もの」でした。でした。

今年最後の更新です。

せっかくなので、くりえいちんぐです。
お題は海さんからいただきました。
しかし添えてる気がしない。

タイトルは過去形というか、予定形というか。

好きなもんしか書いてない。
ていうか下品なところ削ったら、もはや誰書いたのコレ?状態になりました。

来年もよろしくお願いします。
来年わたしは女の子と初詣デートです。幸先がいいと思います。


それでは皆さま、良いお年を。






あ、そうそう、一部あーる指定が入ります。
赤字の*****部分から緑字の*****部分までが年齢制限となっておりますのでご注意ください。
わたしが書いたにしちゃ普通です、削ったので。
容赦は特にしてません。普通です。





ずずず、とほうじ茶を啜る音が部屋に響く。
季節はもう、冬だった。


図書室は閑散としていた。
紙をめくる乾いた音も、風がカーテンをゆする音もない。
薄い橙色に染まった誰もいない室内はなんともさびしい光景だった。

それをパソコンの横から覗く小窓から頬杖をついて眺めている鳶色の瞳があった。

図書室の中のもう一つの部屋の中。
カウンターのそばの司書のための小さな仕事部屋。

一応隔離されているとはいえ、そこに出入りする人の数は決して少なくはない。

たとえば、本来の主である司書教諭。
たとえば、貸出当番になっている図書委員。
たとえば、話の話題にと過去のアルバムを見に来たお調子者たち。
たとえば、新しい本を持ってきた業者のおじさん。
たとえば、図書委員の役目を終え暇を持て余した卒業間際の学生。

誰もが誰も呼ぶことはないが、誰でも受け入れてもらえる。

そこは静かで自己主張の少ない者の多い図書委員たちが、素の自分で自由気ままに過ごせる安楽の場所でもあった。

毎日人が出ては入り、穏やかに、騒がしく、時には叱られながら各々高校生活をゆるやかに過ごしている。


図書室は閑散としていた。
紙をめくる乾いた音も、風がカーテンをゆする音もない。
薄い橙色に染まった誰もいない室内はなんともさびしい光景だった。

それをパソコンの横から覗く小窓から頬杖をついて眺めている鳶色の瞳があった。

次第に透明な柑子色から濃さを増して橙黄色に近づいていく閲覧室を、パソコンが邪魔をする小窓から見るともなしに見る視線。
本に水分は厳禁だというにも拘わらず淹れられた茶を飲みほして、湯呑みをそっとデスクに置く。
ほとんど同時に背後の入り口からがちっという乱暴な音がして、人の入ってくる気配がした。
かすかな足音を聞きながら、そろそろあの扉のノブは限界かなとぼんやり考える。

かちゃり

図書室の入口より大人しいドアの開閉音。
足音はそのまま背中を通り抜けて、温かい湯の入ったポットに歩を進める。

デスクの上に新たな湯呑みが置かれ、カンカンと茶漉しから茶葉を入れ替える音がした。
ポットの下に置かれた急須にこぽこぽとのんきな音を立てて湯が注がれていく。
ふたをしてすぐ、ポットのボタンに添えられていた骨ばった指が一分の砂時計をひっくり返す。

「あー。ほうじ茶、淹れたばっかだったのになあ」
「うるせぇ、二杯目からは香りは飛ぶわ渋いわで飲めたもんじゃねぇだろ」

安っぽい椅子のキャスターがきるっと音を立てて反転する。

コトンと茶筒をデスクに置けば、振動で少し早くくびれから滑り落ちる最後の一粒。

そっと急須を持ち上げ、こぼさないようゆっくりと傾ける。
白糸のような茶が湯飲みに落ちる。
先端部をぴっときるように持ち上げる様はひどく丁寧で、注ぎ口の下には水が垂れないように布が押し当てられていた。
ハンドタオルを宛がう所は高校生らしい。

二杯目を注げば、目算で入れた湯はきっちりと最後の1滴まで出し切られた。
そのまま急須の側面をポン、と叩いて注ぎ口に溜まっていた茶葉をもとの位置まで戻す。
空になった茶の箱には橘と書かれたプレートが収まっている。

「しらないよ、んなこと。お前、静岡県民全員がお茶の味わかると思うなよ」
「じゃあ」

両手につかんだ湯呑みの片方を差し出す。
受け取ると、人差し指を立てて額に向けてきた。

白地に青の意匠が施された湯呑みを覗き込むと、入っている茶の色は深い緑をしていて表面は毛羽立っている。
良い新茶なのだろう。

「この前までの茶と今の茶、どっちが好きだ?」
「一緒じゃないの?」
「いいから飲め」

目の前で湯気を立てる茶からはふんわりと甘い匂いがする。
ゆっくり一口含めば、やはり強い甘みとまろやかな渋みが舌を刺激した。

「んー今の方が美味しいかも。新茶?」
「お前は十分静岡県民だよ、安心しろ」
「は?」
「前のよりこっちの方が高いんだよ、俺が持ち込んだ奴だからな。新茶? んなもん普通わかるか」

勝ち誇ったように口の端を吊りあげて笑う男子生徒に、椅子にまたがって背もたれに顎を乗っけている女子生徒が眉間にしわを寄せて何を叫ぼうか一瞬だけ逡巡する。

「このっ…、今度からカ××ロ議長って呼んでやろうかお前!」
「だからやめろそれ! もはやただの下ネタと化してるじゃねえか!それにここ図書室!声がでかい!」
「だから何か問題でも?!」
「いや、‥‥あれ、そういや橘さんは?」
「司書のセンセ? 今日途中で帰っちゃったから鍵預かったの」

ちゃり、と鍵を人差し指に差し込んでくるくる回す。

「え、あー…だから五時なのに閉まってなかったのかー…」

図書室は本来の閉館時間を少し過ぎていた。

今日は自由登校期間最後の日。
つまり明々後日はいよいよ卒業式だ。
本来、進学校の受験生として黙々と勉学に励んでいなければならない時期であるはずのふたりは、
AO入試でさっさと合格を決めていた。

夕日はいよいよ沈みかけている。
男子生徒が窓に歩み寄ってカーテンを閉めた。
口を開いたのは女子生徒だった。

「三年間」
「ん?」

静かだった。
清廉な沈黙が数秒間二人の間に流れた。

「三年間、ここにいたよ」
「そうだな」
「一年生で図書委員になり損ねて、本を借りて借りて。二年生で初めて図書委員になってあの騒がしい人たちに会って、後半でお前を知って。三年生‥‥、のんびり図書委員して、可愛い後輩に引き継いで図書室仲間が増えていって、駄弁って、下ネタ言い合って、ゲラゲラ笑って、わたしもみんな受験やら就職も終わって、それから」
「うん」
「くだらないよね、最後一緒にここにいるのは先生でもなく友達でもなくって、お前なんだから」

そして

(だけど不思議なんだけど、好き)

最後の言葉は、現実の言葉にならなかった。

「恋したら、告白する? アピールする? されるのを待つ?」なんて質問があったけど。
わたしはきっとどれでもない。
どれもせず、しまいこむ。
傷つくとわかっていてもぞんざいに心にしまいこんでしまうだろう。

女子生徒は気付かぬままにそっと手を握り締め、握りつぶした。
――鈍感な心に生まれた、小さな恋心を。

今度は、沈黙は生まれなかった。
男子生徒は最後のカーテンを閉め切り、振り向いて、ふっと笑った。

「最後だからさぁ、大学いったら大した連絡も取らないだろうし言っちゃうけどさぁ」

いつもの通り片方の口の端をきゅっと上げた笑顔は、ほんの少しこわばっていた。


「俺お前のこと好きだわ」




******************************************



ちゅ、と頬に触れていた唇が小さなリップ音を立てて離れた。

「恥ずかしい」
「なにがだよ」

女子大生になったかつての女子生徒はほとんど真顔のまま、押し倒された状態でかつて男子生徒だった男に言った。

「今さら恥ずかしがることもねぇだろうが」
「今さらって、初めてでいう言葉じゃないよね。そもそも『ばかー! あいにこいよあほー!』ってメールよこしたのは誰?」
「うるさい気の迷いだ」
「私の顔見た瞬間抱きついてきたのは?」
「外が寒かったからだ勘違いすんな」
「私に会えて嬉しくてうれしくてしょうがないのはいったいどこの誰よ?」
「それは俺だけど」

てっきりそれまでの掛け合いと同じように軽くあしらわれると思っていたのに、それこそ今さら、ぼっと女の頬が熱くなった。
「細かいこと気にすんなよ」と首筋にキスを落とし、男は耳元でささやく。

「だったらいいじゃん、喜んでんだろ?」

あえて、どちらが、とは言わなかった。
そしてまたバードキスの雨を降らせる。

「ま、まま待って」
「やだ」
「なんで今なの!」
「だって明日休みだしついったとかで連絡取ってるけどあんまり会わないし会えないし。それに時期かなって」
「時期って‥‥!」

ため息をついて、いったん体を離すと人差し指を立てて額を指さす。
あの時のように。

「お前さぁ、砂時計は何のために必要だと思う?」
「‥‥‥えっ」

半分涙目になっているのを横目に、ローテーブルに置いたままの急須に目を向ける。
狭いマンションのワンルームだ。
押し倒されたベッドの上からでも十分相手が何を見ているのかを把握することができてしまう。

「湯を淹れた茶を蒸す…、熟成させるためだよ」

ほんの少しだけ体を浮かせ、片膝をついたままギッとベッドを軋ませて小さな砂時計を手に取る。
それをお互いの顔の真ん中に持ってきて、くるりと反転させた。
砂はとどまることなく、重力に従ってさらさらと下に滑り落ちてゆく。

「だけどどの食品にもあるように、熟成には適切な時間っていうのがある。それを計るために、砂時計はあるんだよ」
「わ、かってる、それくらい」

「いいこだ」とでもいうように、砂時計にちゅっと口づけた仕草が男のくせに妙に色っぽくて、女は思わず目をそらした。
その視線の変化に気付いたのか、男は眦に口づけて言った。

「だけどこっちは困ったことに緑茶みたいに、適正温度も砂時計もない」

女がキスを受け止めるのに必死になっていると、いつのまにかすべて外されたブラウスのボタンの間から、男は背に手を差し入れてきた。
ぷち、というホックが外れた音に、体が勝手にぴくりと反応する。

「暖かくて良いムードで、ちょうどいいと思った時間に、こうと正しいと思ったことをする。
全部初めてで全部恐る恐るだ」

鎖骨にキスされると、女の体が驚いて反った。
その瞬間を見計らっていたのか、剥かれたブラウスと下着を抜き取り、ベッドの下に投げ捨てられる。

「覚えてるか、あの時もこうやって茶の話してたんだって」
「あの時も今もこうやって無駄な話してる時点で、んっ、ムードも何もないけどね」
「ばっか、あんときは舞い上がらないように必死だったんだからな」

ち、とほとんど音のない口づけを唇に落とす。

「いまは必死じゃないの」
「言葉のあやですー」

ぷに、と頬を押しながら飄々とした笑顔で言ったかと思えば、そこで男ははっとした顔になって、明らかにヤバいという表情を作った。

「ちなみにネガティブなお前のためにいっとくけど、性欲で我慢できなくなったからとかじゃないぞ。
そのために男には抜くって行為があるんだからな。大丈夫今日はがっつかない自信がある」
「ここでそんなフォローされても、ただただ最低なだけな気がするんだけど」

呆れたようなため息がベッドの上に響く。男はうっと一瞬身を引き、うなだれて「ごめん」とつぶやいた。

「ま、お前だから仕方ないか」

そういって女はやっと笑った。
男も顔をあげてにっと笑った。
ふたりともやっと調子が出てきたのだった。

「お前初めてだろ? ローション使おう」

ちょっと待ってろたしかこの棚に入ってたはずと男はベッド脇のチェストに手を伸ばす。

「なんでそんなもんもってんの」

男は一度振り向いて、にやりと意味深に笑む。

「そりゃまあ男ですから?」
「‥‥‥よけい必要ないでしょ」
「え、具体的に用途聞きたいの?」

そういわれては黙るしかなくなんとなく憮然とした気分になっていると、男は何もなかったかのようにまたチェストを探り出す。

「痛くないようにっていったしさ」

ぼそりと発せられた聞こえないくらい小さな声が耳に届いた
実際聞かせるつもりはなかったのだろう。

――大事にする 処女でも痛くねぇようにしてやる

ふと少し前に聞いた言葉を思い出す。
それをこいつはずっと覚えていてくれたのだ。
女はほんのりと心が暖かなもので満たされ、なんだかとても優しい気持ちになった。

「うお、何笑ってんだよ」
「べっつにー」

男は眉間にしわが入りそうになるのをダメダメと首を振って、真剣な顔を作ろうとしたのだろうが、
相手がリラックスしていることにほっとしたのか眉尻が下がって奇妙な顔ができあがった。

「余計なこと考えんなよ。目つぶってろ」

その言葉に素直に目を閉じるとつむじと鼻の頭にキスが降ってきて、頬を手の甲でいとおしげに撫でられた。
それから肌に指が触るか触らないかというくすぐったいような位置で肌を刺激しながら、ゆっくりと愛撫をされる。
熱い手のひらがじっくりと肌をこすると、くすぐったいのにピリピリとした感触が皮膚の下を伝った。
上から下に下から上に、へその周りをくるくると撫でられたかと思うと、やんわり胸を揉みしだいてくる。

「…んっ、ぅう……、ぁ…」

何回か不安になってそぉっと目を開けると、男はそのたびに見つめ返してくれた。
時折「大丈夫か」と声をかけながら、どこまでも気遣いと優しさにあふれていた。
少し骨ばった広い手に触れられる範囲が広がるにつれ、だんだんと息が荒くなって呼吸が難しくなってくる。
そうして時間をかけて、隅々まで這い回った手はついに下肢の中心へと伸びた。
びくりと体が震える。

こわい こわい。

女は嬉しさでいっぱいだった心が恐怖に支配されかけていることに気付いた。

「なぁ」
「な に…」

息も絶え絶えだったが、たった二文字、なんとか返事を返す。

「すき」

告白以来一度も男の口が形作ることのなかった言葉が、耳元で反芻された。

驚いて目を開けると、ぼやけるくらい近くに瞳があった。
男は固まってる女の頬に唇を付けて顔を離してふんわりと笑った。
いつものむかつくほど余裕ぶった笑顔ではなく、自然で優しい笑みだった。

恐怖は喜びに上書きされた。

完全に消え去ってはいないが、大丈夫、これなら我慢できる、大丈夫、そう思えるくらいには削り取られたのだ。

ローションの瓶に人差し指を差し入れ、そのままジェルを下肢に塗り込める。

「…っは……ぁ……」

そのまま花唇の周りをねっとりと愛撫され、じんわりとした熱が下半身に生まれる。
何かに我慢できなくなりそうになり、もうやめてといいかけたとき男はゆっくりと指をひいて頬に口づけた。

「指、挿れる から、いたかったらいえ」
「……ん」

つぷ、と丁寧にほぐされた入り口から一本の骨ばった指が侵入してくる。
中をやわらかくするようにゆるりゆるりとグラインドした。

「んっ、ん…っ! ‥‥っふぅ」

たまに痛みがあっても動かさないで馴染むまで入れて、収まったらまたにゅくにゅくと出し入れを再開した。

緊張と少しの痛みで、涙と汗が止まらない。ぎゅうっと目を閉じ圧迫感に耐える。

いつの間にか増やされた指が、ぐいっとそこを広げるように動いたかと思うと、次の瞬間にはばらばらに動かされ、女は違和感に悶えそうになった。
それは違和感だったのか快感未満だったのか、それを知覚できるほどの余裕はすでになかった。

やがて驚くほど入念に解されたそこは自分でもこれはないだろうと思うくらいどろどろになった。
しかし、そんなことにかまうほど余裕は残っていない。
のども自分の意志に反して、ひっひっとなってしまう。
瞼の上に交差するように置かれた手以外は、恥ずかしいと思う感性がすでに頭から飛んでいた。

ずるっと指が抜けたとき「あっ」という嬌声が喉をかすめたが、もはや声を抑えることなどできるはずもなかった。
く、と首の角度を変えたときに見えた指はどろどろになっている。数は三本に増えていたようだ。
男が少しだけ体を離した隙に、はぁはぁと整わない呼吸を繰り返して酸素を目いっぱい取り込む。

覆いかぶさるように戻ってきた男はうるんだ目で女の鳶色の瞳を見つめ、殊更深いキスをした。

「‥‥いいか?」

余裕のない声で尋ねられる確認に、女はただこくこくと頷くことしかできなかった。

ズッと最初に押し入ってくる熱さに悲鳴を上げかけた。
あまりの熱さと質量に呼吸もできず、ただ暴力を振るわれているような錯覚を抱く。
だが、これは乱暴されているのではなく愛されているのだと何回も何回も自分に言い聞かせ、じわじわと侵入してくる熱をじっと我慢する。
途中で止まった熱はしばらく入れたままにし、少しずつゆっくりと前後する。
その動きはまるでマッサージしているかのようにやわらかなものだった。

耳元で低い甘く「大丈夫、大丈夫」と深い呼吸をしながら支えてくれる声が聞こえる。
自分が大丈夫ではないだろうに、励ましてばかりの男にさっきまでのものとは違う涙が出そうになった。

押し進められた先に待っていたのは、びりっと何かを破られたような感触だった。

「いたい」

痛くて痛くてたまらなかった。
きっとこれが処女膜というものなのだろう、なんて厄介なものなんだ。
目からは生理的な涙がぼろぼろこぼれて止まらないし、痛みで今にも意識が飛んでしまいそうだ。
パニックには陥らなかったが、男は焦ったのか、ぎゅうと苦しいほどに抱きしめて「頑張った。もうちょっとだ、頑張ろう」と声をかけてくれた。
止まったままのその腕はぶるぶると震えていた。

女が我慢しているように、男もまた我慢を強いられていたのだ。
しかし男は女の涙が落ち着くまで、決して腰を動かすことはなかった。

やがてしっかりと奥まで入ったとき二人は同時にふーっと深いため息をつく。
そのころにはふたりとも汗だくだった。

ふと男が見下ろすと、女はきつく唇を噛みしめている。
最後まで入ったとはいえ、やはり初めての挿入はきつかったのだろう。
けなげに耐えている女を見ていると、噛むのを止めさせたくなる。

一度緩やかに腰をひき、ぐちゅっと音がして奥まで入りきったタイミングで唇を奪う。

「んっ、んんぅ!?」

どうせ恥ずかしいからとか何とか言って、声をきかせないつもりだったのだろう。
にや、と唇の端が吊り上るのを感じる。
奥にぐっと腰を入れて顔を近付け、殺そうとしていた声を掠め取る。

「良い声でなく」
「やっ、ぅあっ、まっ」

絶対やらしいく笑っている、気付いてはいたが止めることはできないしそのつもりもない。
中をぐちゅりと掻き回すように腰を揺らすとどんどん女の目から涙が溢れて、目が赤くなっていく。

少し強めにすりあげてやるとびくりと腰が跳ねあがった。

「残念だが、待てねぇな」

ぐいっと背中に手をまわして思いっきり抱きしめたあと、締めつけのきついそこに腰をひたすら動かした。

震える体がいとおしくてたまらない。
どちらともなく思った。

それからまもなく、ふたりとも限界を迎えた。
実にあっけなく。
しかし、その充足感は今までで感じたことのないほど素晴らしいものだった。




「あーくそ、すきだわ」




その言葉は、まるで砂時計の中に残った最後の砂のように静かにこぼれ落ちた。






それは夕焼けに染まった図書室の、何年か後の出来事。


*******************************************



「それは冗談ではなく?」
「マジマジ大マジ」
「真剣みが足らない」
「残念ながら、シリアスなんざ向いてないもんでね」
「告白くらい、さぁ」
「じゃあなに、大事にする、処女でも痛くねぇようにしてやるとでも言や良いの」
「うるさい童貞死ね童貞」
「うーわー。お前言葉のわりに顔真っ赤。ウケる」




静かに本を読むところ。
それが図書室。

そこはいつも清潔で静謐だ。

それでも、図書室には人が集まってくる。
知識や安楽を求めて。

昼休みや放課後、好き勝手に集まってきて、仲間でお昼を取ったり穏やかな司書教諭と話をしたりする。

くだらないことを楽しくにぎやかに話す奴らもいた。
必死な顔をして宿題と書かれたプリントの上にペンを滑らせる忘れん坊もいた。
閲覧室ではなくなぜか司書室でじっと本を読む者もいた。
ただそこにいるだけの子もいた。

そこには、青春する恋愛ボケも確かにいたのだ。








あとがき

読了おつかれさまでした。
実際エロ部分含めると7000字くらいしかないと思いますけど、なんか今回疲れました。

今回は謝りません。
消しまくったので、清い方です。

ていうかいつもえろが下品だから消したのです。
そしたらなんか設定とセリフ破綻したので、設定の一部を消しました。
で、案外すんなり通りました。

設定というのは女の子が腐女子で、男の子が歩く十八禁だっていう、ただそれだけです。

いちおう原案は残してあるので、そのうち支部らへんで手が滑ると思います。
ちなみにその中では女の子はえっちぃ場面で「BLはファンタジー!!」と叫んでいます。
えっちい気分を台無しにするのはいけないと思います。

一番最初に自分で決めた「NCでもBLでも二次元でも三次元でも初めては何かと面倒で大切なんだよちくしょーが」は達成されたと思います。

ですが残念なことに「さすがBL=ファンタジー!」を書くことができなかったのは無念です。
そもそもこれ女の子が図書室にいるの実は冬コミの原稿のためだったりするんですよね、冒頭。
図書室の司書室には業務用のでっかいコピー機があるので便利なんです。

とりあえずいま読み返してこれは「学園モノ」ではないなと思いました。
海さんごめんなさいマジごめんなさい旦那さんとお幸せに。

ではでは、ここまでお付き合いいただきありがとうございました。



以下、お茶の淹れ方です。









おいしいお茶の淹れ方 ver.わたし

緑茶
(1) ペットボトルに水を入れてよく振る
(2) 水をヤカンにいれて沸騰させて火を止める
(3) 急須にお湯を注ぐ
(4) 急須の湯を捨てる
(5) 茶葉をパッケージの後ろに書かれている用量を守って(慣れてる人は目分量で)入れる
(6) やかんに残っている沸騰が少し引いたお湯を湯飲みを使って人数分だけ注ぎいれる
(7) 湯飲みにお湯を注いで温めておく
(8) 1分放置(種類によって時間は変わるけど)
(8.5)(冷めないように上にタオルとか置いといてもいい)
(9) 湯飲みの湯を捨てる
(10) 最後の一滴まで注ぐ
(11) 旨い


ほうじ茶
(1)水を沸騰させる
(2)適当に茶葉を入れる(入れすぎ注意)
(3)急須に沸騰した湯を淹れる
(4)30秒したら湯飲みに茶を注ぐ
(5)旨い。


ちゃんと知りたい人はこっちへ
http://www.city.shizuoka.jp/deps/norin/tea/


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ふおおおおおおお!! 応えてくださってありがとうございました!!
いや充分学園ものですこれは。らぶらぶちっくな女の子と男の子が萌えるお話でしたごちそうさまです。
こんなに長く書いてくださるとはもう嬉しすぎて何度読み返したことか…!
歩く18禁ですか!ww
素敵な設定…!!

うああっ、もう本当ありがとうございました!!
自分もこれくらい書けるようになりたいです精進します(遠目
Secret

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プロフィール

古路 砂子

Author:古路 砂子
限りなく書痴に近い社会人。
ユーロスターにはいつのれる。

犬とおふろとおふとんがすきです。

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